はなぶんこ
本棚に花を一輪。
文庫本のような一輪挿しです。
本棚に花を一輪挿すだけで、優しい空気が流れ始めます。
仕切りやインデックス、もちろん普通の花瓶としても使用できます。パッケージが本のカバーのようなデザインになっているので、パッケージをしたまま本棚やデスクの上に仕舞っておくこともできます。
通常の焼き物の多くは丸いカタチをしています。これは焼き釜の中で収縮やゆがみが発生するため。そのため四角い形の磁器を作るのはとても難しいのです。その上、このはなぶんこのように四角く縦に長い自立する形状を作るのは至難の業です。
シャープなエッジと真っ直ぐのラインをもった「はなぶんこ」の美しいカタチは、肥前吉田の腕の良い職人の技術力と真ん中に穴の開いたデザインがなせる業です。そして熊本・天草の上質な陶石を使った透きとおるような白さは、そのかたちの持つ緊張感をより一層引き立てます。
真ん中に空いた穴は、お水を入れて持ち運ぶときに指をひっかけて安定して持ち運ぶのに役立ちます。そしてもう一つ大事な役割があります。首の長かったり花が大きく重心が高いために倒れてしまうような花を活けても、その何中の穴が引っかかりになってストッパーの役割をすることで安定して倒れません。そしてもう一つ、この穴があることで「はなぶんこ」を四角く焼き上げることができるのです。
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カラーバリエーションとして”瑠璃”が増えました。
透明感のある深い紺色の釉薬が白とは違った緊張感のある雰囲気を出しています。
マテリアル |磁器・肥前吉田焼
作り手 |224porcelain (佐賀・嬉野)
バリエーション|白・瑠璃
価格|3,300円(税込)
〈プロダクトデザイン|パッケージデザイン〉