WEBサイトをリニューアルして気分も一新して、これから少しずつ作り手の方についてもお話ししていこうかと思います。
今回は柴田慶信商店さんについて。
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現在の社長である柴田昌正さんと出会ったのが、2008年頃のギフトショーだったと思います。224porcelainの展示の横に柴田さんが出展されていて、会期中に時々話していたのが初めての出会いでした。「しゃべるのがうまい人だなぁー。」というのが第一印象で、それは今も変わりません笑。
その何年か後にわっぱで “美味しく食べる時” を形にしようというコンセプトで「おいしい時間」という振り子の時計を作りました。残念ながら文字盤を作る職人さんが廃業されたことから現在は生産していません。
また、その何年か後の2014年に東京の「katakana」さんという雑貨店の河野さんとの立ち話がきっかけで、おむすび弁当箱が生まれました。これについてはまた別の記事で書こうと思います。
今では、新商品を作る暇もないほどの超人気のブランドになりましたが、また一緒にモノづくりができる日を楽しみにしています。
大館駅前| 2015年に大館に伺った時は、稀にみる大雪でした。
以下、柴田さんのWEBサイトより抜粋してご紹介
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天然杉が本来持っている白木の特性を活かすため塗装を施さず、その良さを活かした曲げわっぱのおひつなど、テーブル・キッチンウェアを一つ一つ丁寧に手づくりしています。白木の曲げわっぱはご飯の水分を程よく吸収し、冷めても美味しく、天然杉の香りが食欲をそそり杉の殺菌効果でご飯が傷みにくく、ご飯を詰めてから常温で一昼夜も痛まず持つほどです。
柴田慶信商店website | http://magewappa.com/
2018年には大館や曲げわっぱの魅力を発信する基地として、駅前に柴田慶信商店のショップをはじめ、コワーキングスペースやワークショップを行うスペース、カフェなどが入る「わっぱビルヂング」を建設し、大館のランドマークとなっています。
わっぱビルヂングwebsite | https://wappa-building.com/
| 天然杉について | 柴田慶信商店は、天然杉の曲げわっぱを作っています。 かつて大館曲げわっぱは、天然秋田杉(樹齢約200~250年)を使用していました。しかし、天然の秋田杉は平成25年に伐採が禁止になりました。そのため、柴田慶信商店は現在では樹齢約150年以上の杉を天然杉とし、秋田の隣県である山形県、青森県、岩手県産の天然杉を仕入れています。もちろん入手できる場合には、風倒木や平成25年以前に伐採されたもの、製材所の整理品など、秋田県産の天然杉も材料になります。時代が変化しても柴田慶信商店が天然杉にこだわり続けているのは、永く曲げわっぱが使われるために必要な材料だと考えているからです。
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